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永遠に見えた世界
第8章 理解が出来るのか?
佐伯が明日と言ったから俺は

『白浜から帰ってからでもいいぞ。』

と言った。佐伯は

『さっさと終わらせるよ。明日は優誠は1日中会議で会社からは動かないだろ?』

と言って来た。俺のスケジュールも大体は把握をしている佐伯だから俺に必要な段取りは全て佐伯がやってくれる。俺は

『任せるよ。』

とだけ言って佐伯といつもの居酒屋で夕飯を済ませて家に帰る。翌日の俺は朝から人事部に行って

『盆休み明けから知り合いをバイトで預かるから秘書課で手配をしてくれ。』

と指示を出す。人事担当者は社長命令だからと余計な事は言わずに

『手配はしておきます。』

とだけ言って来る。その後の俺は会議で今期の決算予定を見たり盆休み中の工期の問題についての報告を聞く。現場に対してはこの休み中は事故だけは起こさせないという事を徹底管理させる。

夕方に社長室での俺は少しバテ気味だった。ただ佳代子からの電話は完全に止まったいたしママからは

『申し訳ございません。以後はこちらから話しをして佳代子には気を付けさせます。』

とのメッセージだけが来ていた。後は明日の午前中に必要な書類だけを片付ければ俺は盆休みに入れる。一般社員は今日の退社からもう盆休みだが俺は立場上、盆休み明け一番の発注書類にはサインを入れておく必要がある。

小さな発注書類なら俺が目を通す必要はないが数千万を越える規模には俺のサインは必要になる。疲れを感じる俺はいつもより早めに会社を出た。車では佐伯が

『優誠、疲れてるね。』

と俺に言う。佐伯と寿司屋で簡単に飯を食ったら俺はすぐに部屋に帰った。なにもなかった俺の部屋の台所が色々な装備で埋まっていた。

佐伯の仕事は早いなと俺は笑ってしまう。だけどやはり疲れが溜まっていた俺はそのまま潰れるようにしてすぐに寝てしまった。

翌朝はシャワーだけを浴びる。俺は佐伯の運転で会社に向かった。会社で書類を片付けたら俺は佐伯に指示をして美奈を美奈の家まで迎えに行く。美奈が車に乗ったら

『佐伯だ。』

とだけ言って佐伯を美奈に紹介する。美奈にまだ佐伯の存在を説明するのは難しい。

いや…、それよりも美奈は理解が出来るのか?

と俺は考えてしまう。

極普通の良い家庭でお嬢様に育った美奈が極道の家族なんか理解が出来るのか?

と俺は不安になる。
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