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永遠に見えた世界
第8章 理解が出来るのか?
美奈の飯を食ってみて初めて俺は感心した。家庭料理とか俺のお袋も大翔の母親も御剣の本妻も作るような人じゃなかった。だから俺にとってはこれが初めての家庭の味って飯だったが普通に美味かった。

ちゃんとまた食いたいと思える飯だったから適当な美奈でもそういう事は出来るんだと感心した。美奈はただいつも通りにニコニコとしながら俺と一緒に飯を食っていた。俺がお代わりを頼むとやっぱり嬉しそうにする美奈だった。

特別な事より当たり前を喜ぶ美奈が俺には不思議な感覚だ。飯の後は俺が片付けをして美奈にも風呂に行けと俺は言う。

美奈は自分が片付けるとか言っていたけれども水原の家では当番って仕組みがあって働かざるべき者喰うべからずのルールで例え子供でも家事の手伝いが当番として与えられている。

だから洗い物くらいの当番は俺には当たり前だったからこれ以上遅くなるくらいなら俺がやった方が効率がいい。美奈は

『ごめんね…。』

と俺に申し訳なさそうに言って来る。俺は笑うしかないから美奈に

『早く行け。』

と促した。美奈は大人しく風呂に向かった。片付け終わってから俺はリビングのソファーでバドワイザーを呑んでいた。別に呑みたいわけじゃないが普段の癖みたいなもんだ。呑んだら寝やすい…。それだけの生活習慣。

風呂上がりの美奈が黙って無邪気にソファーで呑んでる俺の横に来る。まるでそれが当たり前のように俺の隣に美奈が居た。

たったそれだけの事なのに俺は嬉しくなって来る。だから俺は美奈にキスをする。抵抗もせずにキスを受け入れる美奈をただ抱きたいと思い俺の方から欲情をしてしまう。

『寝るぞ。』

と言って俺は美奈をベッドに引っ張り込む。風呂上がりで頬やうなじがピンク色に染まった美奈が妙に綺麗に見えてしまう。そして俺はそんな美奈にキスを続けた。

鼻、口、頬から耳へとキスで美奈の顔を移動する。俺がそういう風にすると美奈が

またか?

みたいな顔をする。

そうだよ。俺はお前とやりたいんだよ。

だからわざと美奈に

『余計な事を考えたら痛い目を見せんぞ。』

と言ってやる。散々、身体で服従を覚えた美奈はやっと俺だけを真っ直ぐに見た。
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