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秘密のピアノレッスン
第14章 年明けのレッスン
「ごめんなさい、ごめんなさい、エッチでごめんなさいぃっ……」
「……謝らなくていい。もっと、更紗の好きにしていいんだよ。我慢しないで、気持ち良くなりなさい」
「嫌いにならないで、あぁっ、あ、は、んんっ」

絶頂感がすぐそこまで来ている。
しかし、一人で放り出されたくはない。先生と一緒がいい。大好きな人と一緒に――。

「そろそろ、俺もやばい」

先生は私から下半身を離そうと、腕に力を込めた。

「やっ。やだぁ……っ。一緒にイって。一緒にっ……」

お腹の奥がぐうっと力が籠り、その後急激に弛緩される。
そうして私が果てた瞬間、先生は切なげに唇を噛みしめ、私の奥で激しく放出した。


「……っあぁ……」

肩を震わせて、先生は最後まで私の中で出し尽くす。
なんてきれいなんだろう。何て美しい雄なんだろう……。

私に下から見上げられていることに気付いた先生は、ちゅ……とキスを頬に落としてくれた。

「…………出しちゃったよ。早くお嫁さんにもらうしかないね」

繋がったまま笑いながら、またキスを。

「……もらってくれますか?」
「うん。でも、順序間違えないように気をつけないとね……」


その後は、時間が来るまで、飽きるほどキスをした。
誰かに必要とされることがこんなに嬉しいなんて、今まで知らなかった。

先生と出会えてよかった。そう思いながら。
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