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エレベーターガール
第7章 電気屋さん
カチャッ…
鍵が開く音がして扉が少し開かれた。
隙間から顔だけ見えるようにして、映像通りの奥さんがいた。
「どうぞ、お入りください。」
服装で約束の者だとわかったのか奥さんに迎えられた。
「電気屋です。ご依頼の修理に参りました。」
近所に知らしめるように合言葉を放ち、隙間からくぐるようにして玄関に入った。
「お待ちしてました。」
上がり口に正座して三つ指をついて挨拶する奥さんが、映像通りの服装で待っていることに、指定された繋ぎの作業服の中心が勃ちあがり、繋ぎが大きなテントを張った。