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エレベーターガール
第5章 冷蔵庫
「まずは回収から始めますね。」
養生のマットを敷いていくのをリビングのソファーに腰掛けて眺める。
ふと、Tシャツの袖を捲り上げてタンクトップ風にしているところから溢れる隆々とした二の腕の筋肉に視線がいってしまった。
軽いマットを敷くのに緩く動く腕に筋肉が弛むことなくピクピクとなるのをじっと見ていた。
「奥さん、電源1時間前に切って頂いてますよね。」
「あっ、あっ…はい。」
見とれていて返事に戸惑う私を振り向き様に笑う二人の白い歯が、よく日焼けした肌に輝いていた。