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エレベーターガール
第5章 冷蔵庫
音もせず両扉が観音開きで開いて早くも冷気が涼しく感じた。
「もう冷えてるのね。」
「それも売りですからね。
ではこのまま内部ボタンの説明をしますから、扉に手を掛けて大きく開いてくださいね。」
私は何も考えずに扉に手を置いて前屈みになり、側面にあるボタンを見た。
「これがチルドと急速冷凍の切り替えボタン。」
ガテン系の太く節張った指が私の脇の下を潜ってボタンを示す。
グッと男が近づいて、太ももから下半身が私のお尻に当たる。
でも男は無意識のようで、真剣に次のボタンを指差した。