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エレベーターガール
第6章 エアコン

あの日、夕方近くなって私は目覚めた。

あの太い腕に抱かれたらと妄想したが、
あれは現実だったのだろうか…


汗と男たちの体液が事実であることを物語っていたが、何だか言い放ちお腹の上に置かれていたものが、何よりの証拠だった。

私はあのあとバスルームに向かい男たちの痕跡を流し、その後何食わぬ顔で今までと変わらない日常を過ごしてきた。



あれから1週間、ようやく念願のエアコンがやってくる。

エアコンが来るのが念願なのか、また男たちが来るのが念願なのかは、自分でもよくわからない。

男たちが置いていったものは、あまりにグロテスクで使っていない。

でも捨てる訳にもいかず、旦那の目に付かないところに隠してあった。



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