この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
エレベーターガール
第6章 エアコン
あの日、夕方近くなって私は目覚めた。
あの太い腕に抱かれたらと妄想したが、
あれは現実だったのだろうか…
汗と男たちの体液が事実であることを物語っていたが、何だか言い放ちお腹の上に置かれていたものが、何よりの証拠だった。
私はあのあとバスルームに向かい男たちの痕跡を流し、その後何食わぬ顔で今までと変わらない日常を過ごしてきた。
あれから1週間、ようやく念願のエアコンがやってくる。
エアコンが来るのが念願なのか、また男たちが来るのが念願なのかは、自分でもよくわからない。
男たちが置いていったものは、あまりにグロテスクで使っていない。
でも捨てる訳にもいかず、旦那の目に付かないところに隠してあった。