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エレベーターガール
第6章 エアコン
白い膝丈のフレアースカートが、いや、スカートにまとわりつくような視線を感じる。
明らかに下から男が見上げているのを…
「ああ、これですね。埃が出るかもしれないから、これ…」
男から渡された個別包装のマスクを受け取りエアコンが見える位置のソファーに腰掛けた。
男は手際よく養生マットを敷き、エアコンにビニールカバーをしていく。
私は男から貰ったマスクを取り出して填めた。
何も先週のことを匂わせるような会話はない。
私は平静を装っていた。