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エレベーターガール
第6章 エアコン
男がガチャガチャと音を立てて、簡単にエアコンが取り外され、養生マットに下ろされた。
「奥さん、先週プレゼントされた物は使っているかな?」
やわら振り向いて男が言う。
やはり、先週の男たちから話が回っているようだった。
「えっ…」
何のことを言っているのかわかっていたけれど、とりあえずごまかすと、
「玩具で馴らして置くように渡されただろう?
どこにあるんだ?」
男が言いながら近づいてきた。
「まさか捨てたりしてないだろうな?」
私の返事を待たずに矢継ぎ早にまくし立てるので私はソファーから立ち上がり、それをしまっている場所に向かった。