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記憶の彼方に眠る恋
第7章 失われた記憶

拓麻がリビングに入ると、予想どおり、そこには紗友莉の姿があった。
拓麻の記憶を取り戻した手柄により、拓麻の両親の、紗友莉に対するもてなしと態度は手厚い。
紗友莉と挨拶を交わした後、拓麻が自身の内面に燃え滾る恋情を押し殺し、努めて平静を装って言った。
「呼びつけてしまってごめん。そうじゃなくても、俺が記憶を失ってる間、毎週のように来てくれてたみたいだし、本当に感謝してるよ」
「そ、そんなのいいってば」
紗友莉が照れる様子を見て、拓麻はますます心を乱されてしまう。
しかし、グッと堪えると、紗友莉に手招きして言った。
「じゃあ、俺の部屋に来てくれ。ちょっと渡したいものがあるから」
「うん」
紗友莉は拓麻の両親に会釈してから、拓麻の後に続いてリビングを出た。
拓麻の記憶を取り戻した手柄により、拓麻の両親の、紗友莉に対するもてなしと態度は手厚い。
紗友莉と挨拶を交わした後、拓麻が自身の内面に燃え滾る恋情を押し殺し、努めて平静を装って言った。
「呼びつけてしまってごめん。そうじゃなくても、俺が記憶を失ってる間、毎週のように来てくれてたみたいだし、本当に感謝してるよ」
「そ、そんなのいいってば」
紗友莉が照れる様子を見て、拓麻はますます心を乱されてしまう。
しかし、グッと堪えると、紗友莉に手招きして言った。
「じゃあ、俺の部屋に来てくれ。ちょっと渡したいものがあるから」
「うん」
紗友莉は拓麻の両親に会釈してから、拓麻の後に続いてリビングを出た。

