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記憶の彼方に眠る恋
第4章 再会

その後の昼休み、紗友莉はいつもどおり、綾子と一緒に昼食をとっていると―――。
綾子のほうから、拓麻の話題を振ってきた。
「ねぇ、紗友莉。紗友莉が今悩んでいる話題に、わざわざ突っ込んで申し訳ないんだけど……。その拓麻君って人、どんな人なの?」
「ん~、どんなって言われても……。さっき言ったように、私にとっては幼稚園から高校まで一緒に過ごした幼なじみで……名家の出で御曹司って感じで……」
「写真とかある?」
心の中で「どうして綾子はそんなに食いついてくるんだろう。多分、綾子の好みの男性とは、拓麻は全く違うタイプだと思うのに」などと思いながらも、紗友莉はスマホを取り出し、拓麻の写真を探す。
そして幾つか見つけ出すと、綾子に見せた。
「うっわ~! イケメンじゃん!」
「う、うん……」
拓麻のルックスが良いことは、紗友莉も認めているので、素直に同意する。
綾子は興味津々たる様子で、次の写真を見ながら言った。
「この派手な子、誰?」
紗友莉がスマホを覗き込んで確認してみると、綾子が見ている写真は、紗友莉と拓麻と美香が一緒に映ったものだった。
綾子のほうから、拓麻の話題を振ってきた。
「ねぇ、紗友莉。紗友莉が今悩んでいる話題に、わざわざ突っ込んで申し訳ないんだけど……。その拓麻君って人、どんな人なの?」
「ん~、どんなって言われても……。さっき言ったように、私にとっては幼稚園から高校まで一緒に過ごした幼なじみで……名家の出で御曹司って感じで……」
「写真とかある?」
心の中で「どうして綾子はそんなに食いついてくるんだろう。多分、綾子の好みの男性とは、拓麻は全く違うタイプだと思うのに」などと思いながらも、紗友莉はスマホを取り出し、拓麻の写真を探す。
そして幾つか見つけ出すと、綾子に見せた。
「うっわ~! イケメンじゃん!」
「う、うん……」
拓麻のルックスが良いことは、紗友莉も認めているので、素直に同意する。
綾子は興味津々たる様子で、次の写真を見ながら言った。
「この派手な子、誰?」
紗友莉がスマホを覗き込んで確認してみると、綾子が見ている写真は、紗友莉と拓麻と美香が一緒に映ったものだった。

