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記憶の彼方に眠る恋
第5章 活動開始と友人たち

約2時間後―――。
美香の自宅の一室に、美香と学の姿があった。
学は落ち着かない様子で、小さくなって座っている。
しばしの他愛もない雑談の後、美香が流し目を使いながら言った。
「そうそう、学君ってコスプレに興味がある?」
傍目からも分かるほどにビクッとしながら、しどろもどろで答える学。
「いや、えっと、自分で色んな衣装を着る分にはあまり興味はないかな……」
「でも、他の人のコスプレ姿を見ることには、興味は?」
「……なくもないけど……」
「だと思った! 部屋にフィギュアが幾つか並んでたし」
にんまり笑ってそう言うと、美香は立ち上がり、クローゼットへ向かう。
そして幾つか、ハンガーに掛かった衣装を持ってくると、唐突に着ているキャミソールを脱ぎ始めた。
「わっ! ちょっと、美香ちゃん!」
学は慌てて、両手で目を覆う。
美香は服を脱ぎ続けながら、平然と言った。
「どうしたの? 別に見ててもいいのに」
「そ、そういうわけには……!」
「ふ~ん」
そう言うと、美香は下着も全て脱ぎ捨て、ほくそ笑んだ。
持ってきたコスプレ衣装に着替えていると見せかけて、実は全裸になっているという作戦だった。
もちろん、学を誘惑するという、それだけの目的で。
美香の自宅の一室に、美香と学の姿があった。
学は落ち着かない様子で、小さくなって座っている。
しばしの他愛もない雑談の後、美香が流し目を使いながら言った。
「そうそう、学君ってコスプレに興味がある?」
傍目からも分かるほどにビクッとしながら、しどろもどろで答える学。
「いや、えっと、自分で色んな衣装を着る分にはあまり興味はないかな……」
「でも、他の人のコスプレ姿を見ることには、興味は?」
「……なくもないけど……」
「だと思った! 部屋にフィギュアが幾つか並んでたし」
にんまり笑ってそう言うと、美香は立ち上がり、クローゼットへ向かう。
そして幾つか、ハンガーに掛かった衣装を持ってくると、唐突に着ているキャミソールを脱ぎ始めた。
「わっ! ちょっと、美香ちゃん!」
学は慌てて、両手で目を覆う。
美香は服を脱ぎ続けながら、平然と言った。
「どうしたの? 別に見ててもいいのに」
「そ、そういうわけには……!」
「ふ~ん」
そう言うと、美香は下着も全て脱ぎ捨て、ほくそ笑んだ。
持ってきたコスプレ衣装に着替えていると見せかけて、実は全裸になっているという作戦だった。
もちろん、学を誘惑するという、それだけの目的で。

