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記憶の彼方に眠る恋
第5章 活動開始と友人たち

映画を観たあと、昼食をとり、午後からプールへ来ていた二人。
美香はピンク色をした、派手で布面積の少ないビキニを着用している。
過激な水着にした理由は、もちろん学を誘惑するためだった。
だが、美香の努力も空しく、あくまでも真面目で大人しい学は、最初こそ美香の水着をチラチラ見ていたものの、しばらくするともうほとんど見てこなくなってしまっている。
それを不服と思った美香は、次なる作戦に打って出た。
「それじゃ、もうちょっとここで遊んでから、その後、私の部屋に来ない?」
「え?」
「部屋でのんびり遊ぼうよ~。嫌?」
学がすぐにはオーケーしないことを予想していた美香は、グイグイ強引に誘っていく。
学はすっかり戸惑った様子で言った。
「嫌ってわけじゃないけど……。予定では、映画館とプールって聞いてたから」
「嫌じゃないなら、ぜひ来てよ。学君にはそういう感覚はないのかもしれないけど、私たちの関係はもう『家庭教師と教え子』ではないから、何の問題もないんだよ。そもそもだからこそ、こうして堂々とデートしてるわけだし」
ここで少し言葉を切った美香は、心の中で「まぁでも、このデートのお誘いにオッケーしてくれただけでも、かなり大きな進歩かもしれないけどね」と付け加えてから、学の返答を待つ。
学は目を白黒させながら答えた。
「ああ、ごめん……。僕、女の子の家に呼ばれたこと一度もなくて、びっくりして」
心の中で「やっぱり!」と叫ぶ美香がさらに言った。
「それならなおさら、私の部屋に来るといいよ! 一度経験しておけば、今後女子の部屋に誘われたときに、堂々とオッケーできるでしょ。何事も経験あるのみ! 堅苦しく考える必要ないってば」
「じゃ、じゃあ、お願いします」
「よし来た、任せなさい!」
こうして、美香は学を自宅へ誘うことに成功した。
美香はピンク色をした、派手で布面積の少ないビキニを着用している。
過激な水着にした理由は、もちろん学を誘惑するためだった。
だが、美香の努力も空しく、あくまでも真面目で大人しい学は、最初こそ美香の水着をチラチラ見ていたものの、しばらくするともうほとんど見てこなくなってしまっている。
それを不服と思った美香は、次なる作戦に打って出た。
「それじゃ、もうちょっとここで遊んでから、その後、私の部屋に来ない?」
「え?」
「部屋でのんびり遊ぼうよ~。嫌?」
学がすぐにはオーケーしないことを予想していた美香は、グイグイ強引に誘っていく。
学はすっかり戸惑った様子で言った。
「嫌ってわけじゃないけど……。予定では、映画館とプールって聞いてたから」
「嫌じゃないなら、ぜひ来てよ。学君にはそういう感覚はないのかもしれないけど、私たちの関係はもう『家庭教師と教え子』ではないから、何の問題もないんだよ。そもそもだからこそ、こうして堂々とデートしてるわけだし」
ここで少し言葉を切った美香は、心の中で「まぁでも、このデートのお誘いにオッケーしてくれただけでも、かなり大きな進歩かもしれないけどね」と付け加えてから、学の返答を待つ。
学は目を白黒させながら答えた。
「ああ、ごめん……。僕、女の子の家に呼ばれたこと一度もなくて、びっくりして」
心の中で「やっぱり!」と叫ぶ美香がさらに言った。
「それならなおさら、私の部屋に来るといいよ! 一度経験しておけば、今後女子の部屋に誘われたときに、堂々とオッケーできるでしょ。何事も経験あるのみ! 堅苦しく考える必要ないってば」
「じゃ、じゃあ、お願いします」
「よし来た、任せなさい!」
こうして、美香は学を自宅へ誘うことに成功した。

