この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
記憶の彼方に眠る恋
第5章 活動開始と友人たち
 映画を観たあと、昼食をとり、午後からプールへ来ていた二人。
 美香はピンク色をした、派手で布面積の少ないビキニを着用している。
 過激な水着にした理由は、もちろん学を誘惑するためだった。
 だが、美香の努力も空しく、あくまでも真面目で大人しい学は、最初こそ美香の水着をチラチラ見ていたものの、しばらくするともうほとんど見てこなくなってしまっている。
 それを不服と思った美香は、次なる作戦に打って出た。
「それじゃ、もうちょっとここで遊んでから、その後、私の部屋に来ない?」
「え?」
「部屋でのんびり遊ぼうよ~。嫌?」
 学がすぐにはオーケーしないことを予想していた美香は、グイグイ強引に誘っていく。
 学はすっかり戸惑った様子で言った。
「嫌ってわけじゃないけど……。予定では、映画館とプールって聞いてたから」
「嫌じゃないなら、ぜひ来てよ。学君にはそういう感覚はないのかもしれないけど、私たちの関係はもう『家庭教師と教え子』ではないから、何の問題もないんだよ。そもそもだからこそ、こうして堂々とデートしてるわけだし」
 ここで少し言葉を切った美香は、心の中で「まぁでも、このデートのお誘いにオッケーしてくれただけでも、かなり大きな進歩かもしれないけどね」と付け加えてから、学の返答を待つ。
 学は目を白黒させながら答えた。
「ああ、ごめん……。僕、女の子の家に呼ばれたこと一度もなくて、びっくりして」
 心の中で「やっぱり!」と叫ぶ美香がさらに言った。
「それならなおさら、私の部屋に来るといいよ! 一度経験しておけば、今後女子の部屋に誘われたときに、堂々とオッケーできるでしょ。何事も経験あるのみ! 堅苦しく考える必要ないってば」
「じゃ、じゃあ、お願いします」
「よし来た、任せなさい!」
 こうして、美香は学を自宅へ誘うことに成功した。
/166ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ