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記憶の彼方に眠る恋
第6章 両親の決断、紗友莉たちの苦悩
 後始末を終えた後、二人はしばらく裸のまま、寄り添って余韻を味わっていた。
 拓麻がしみじみとした様子で言う。
「すごく良かったぞ。俺にはやっぱり紗友莉しかいない。お前さえいてくれたらいい」
 そう言うと、拓麻は紗友莉の髪を優しく撫でる。
 紗友莉の胸はまたしても、キュッと苦しくなった。
「紗友莉にとって、俺が『初めての相手』なのも感激だ。もう他の男になんか、絶対渡さないからな」
「拓麻が初めての相手でよかった……。ずっと離さないで」
「お前、かわいすぎ」
 屈託なく笑うと、紗友莉の頬にキスしてくる拓麻。
 胸の鼓動が静まらない紗友莉は、思わず先ほどの性交を思い出すと、ますます幸せを感じた。
 紗友莉は心の中で、「私の全部が、拓麻のものになったみたいで、気持ちよくて本当に嬉しかった……。また拓麻に抱いてほしい」と呟く。
 それと同時に、「拓麻を失いたくない」という強い気持ちが芽生えていく。
 拓麻が相変わらず紗友莉の頭を撫でながら言った。
「何としてでも、記憶を取り戻してみせる」
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