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第10章 復帰…でも…

それでも二人の前に行き
「この度は長い間休んで申し訳ありません。
そしてわざわざ葬儀にも来ていただき
ありがとうございました。」

すると
痩せぎすだ。ちゃんと食って体調戻せ。
お礼なんていらないよ。上司だから当然。
などと優しく声をかけてくれて
『本調子になるまで無理するなよ。』と
優しくしてくれる。


なんか部全体の雰囲気が
温かくなった気がする。

すると小池さんがまたやってきて

『結城課長ここで付き合ってること
宣言したみたいですね。
私居なかったから…見たかったー！』

笑いながら言ってくるので
「私は笑えない。今日から会社来るの憂鬱だわ」

これが正直な私の気持ち。
それを小池さんに伝えると

『どうしてですか？
あれから私達喜んでるんですよ。
だってあの鬼課長が優しいんです。
ミスしたら今までありえないくらい怒るのに
宣言してから怒らないんです。
注意で済ませるって感じだし
残業になりそうだったら手伝ってくれたり。
愛の力ですね♡
だから私達は感情してるんです。
鬼課長をこんなに優しくしてくれる朱里さんに！』


小池さんに言われた。
感謝されてるの？
そんなわけないよね！
ここだけだよね。営業部出たらそうはいかないか…


そんな重い気持ちで仕事を始めた。