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大好きだから...
第10章 復帰…でも…


たまっていた仕事を片付けていると
あっという間にお昼の時間。
するとどこから現れたのか
正人が私のデスクにやってきて


「そこで辞めて飯食いに社食か屋上行くぞ」

と言いながら課長に
「須藤借りますー」って笑いながら伝えた。

すると課長も『どーぞどーぞ』って。

え?そんな簡単に引き渡すんかーい。
ってツッコミを入れながら
正人とお昼には行きたくなかった。


実際営業部のみんなには
明るく接しているつもり。
変な気を遣われたくないから。

でも、正人とお昼に行けば
無理矢理でも食べさせられる。
すると吐くのはきつい。
なら初めから食べない方がラクなの。


でも、正人と行けば食べないと
いけなくなる。
どうやって正人からの
逃げ出せるか必死に歩きながら考えた。


「正人私今そんなにお腹すいてない。
だから1人で食べにいきなよ。」



すると正人はいきなり振り返り
にこやかに笑って。
「やっと《正人》って会社で呼べるな?」
と何だか嬉しそうだった。


私はまだお腹すいてないってのを
利用してコーヒーを買って
お弁当は小さなおにぎりとたまご焼きしか
食べずにその場を脱出し、トイレに逃げ込み
全て吐き出した。

やばい…
全体受け付けなくなってる。



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