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大好きだから...
第11章 復活…後輩に嫉妬



同期の水本から朱里が
トイレで戻してるような気がすると
そっと教えてくれた。

確かにあいつの食ってる姿見てねぇんだよな。
顔色も悪い。

朱里の課の課長から連絡が入った。
病院に行きたいから残業しなくていいかと
申し出たらしい。
やっぱり体調悪ぃんじゃねぇかよ...
何で俺に言わない?
もっと頼ればいいのに…
そんなに頼りにならねぇかな。


とりあえず最近グッと痩せたし
そろそろ一喝しとかねぇとな。



病院に迎えに行くと
ビックリした朱里を車に乗せて
何も聞かずにとりあえず風呂に入れ
その間に飯を食って朱里が吐いたりしないように
一応気をつけたつもりだ。


髪を乾かしてやってここからが問題。


いつから食ってないか確認な。

「もしかしてお母さんが亡くなってから
ずっと食えてないとかいうなよ?」

頼むからそんな訳ないじゃんって笑えよ...
でも、俺の願いは呆気なく崩された。


「......そのまさかです…」


は?マジで言ってんの?
ビックリしたのを通り越して腹たってくるわ。


とりあえず確認のために
服の中に手を入れた。
細ッ。



「抱き心地が悪い。しかも肋骨浮き出てる。
お前どんだけ痩せた?」


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