この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大好きだから...
第13章 やっと触れ合えた…
朱里のお父さんとお兄さんが
日本に戻ってきたことで朱里は
メキメキと復活してきた。
食べる量は戻ってきたし
体重も戻った。
朱里はダイエット成功ー!と
喜んでいるが
元々太っていたわけじゃない。
ある金曜日
病院に行くと残業せずに
帰ってった。
あいつ、一言言えば連れてってやったのに。
でも最近忙しかった俺に気ぃ使ったか?
帰りだけでも迎えに行ってやろう。
「部長、報告書は終わりました。
なので、今日は...」
『帰っていいぞー!行ってやれ。』
まだ話し終わる前に部長が話を
被せてきた。
気づいてたな、俺が必死で仕事
終わらせようとしてたこと。
「ありがとうございます。お疲れ様です。」
そういって営業部を出て車に乗り込み
朱里に一応LINEした。
病院まで迎えに行くから
そこで待っとけ。と。
送ったメッセージはすぐに既読になり
【へーい(・◇・)】
と返ってきた。
なんだその顔文字は…
でも、元気になってきてよかった。と
思うのが先で病院までいい気分で
迎えに行けた。