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第14章 新入社員からの…

週末は2人で部屋の模様替えをしたり
ショッピングモールに雑貨を見に行ったり
特に変わらない週末を過ごした。


月曜日
２人で出社し部長に呼ばれた。
営業部全体で招集され
ある人物が紹介された。


『えー、今日から１課に新しく入る
中村美咲くんだ。』

部長の紹介から中村に代わり

『営業自体は経験あるんですが
医療系は初めてですので
宜しくお願いします』



俺は何かがひっかかる。
こいつの目に何か違和感がある。


１課の係長が指導係になっていた。
何だろ、この危険を知らせるサインは．．．


その日はいつもと変わらない日だった。
明日は朱里が１日外回り。
俺は内勤だから社内だ。


しばらくすると小池の声が聞こえてくる。

『ねーねー、美咲ちゃんって呼んでいい？』

『あ、はい。何でも大丈夫です。』



仕事の話じゃねぇのかよ。我慢、我慢。


『美咲ちゃんは彼氏いるのー？』

『いえ、いません。』

『えー、もったいない。綺麗なのに。
私は．．．』

我慢だ。



『美咲ちゃんLINE教えてー』

『はい。』



限界です。

「小池ー！！！！！！
今就業中だ！！そんな事は休憩時間にしろ」


あー、久々に怒鳴ったし
新入りの初日に何してんだ。