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大好きだから...
第14章 新入社員からの…
翌日朱里は外回りでいなかった。
何か面白くない。
俺は内勤だから朝弁当を持たせてくれた。
デスクで取引先にメールしてると
『お疲れ様です。今いいでしょうか?』
と中村が声をかけてきた。
「どした?分からないことあれば聞くけど」
『そうじゃなくて課長
今日お昼ご一緒していいですか?』
「社食行くけど。」
『大丈夫です。』
めんどくせぇ。なんでこいつと飯食って
ニコニコしなきゃなんないの?
朱里と食いたいなー。
外回り頑張ってるかな?
あっという間に昼休憩になった。
「飯行ってきます」
そう言って営業部を出ると
待ってくださいー。と中村が走ってきた。
『あれ?課長お弁当ですか?』
「あぁ。」
『ご自分で作られてるんですか?』
「いや。」
社食でも俺の前でペラペラ喋っている。
それを聞いていなきゃいけない
せっかく朱里が作ってくれた弁当が
不味くなる。
するとどこからか聞きなれた声がした。
『あら。未来の奥様のお弁当を食べながら
違う女性とお昼なんていけない旦那様ですね』
水本ーーーーーー!
何を恥ずかしいこと言ってくれてんの。