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大好きだから...
第14章 新入社員からの…

「彼女の事は自分を差し置いても
一番大切な人だからな。
そんな昨日一昨日あった中村に
別れてくれって言われて別れるくらいの
付き合いじゃないから。
あいつが笑って俺の隣で幸せになるのを
支えるのが俺の役割だから
それには応えられない。」
中村は誰なんですか?会わせて下さい。と
意地でもひかない。
こいつは小池より厄介な気がする。
俺にはこう言い続けて朱里には
何かしらふっかけるに違いない
言う必要を感じないから言わない。
中村にはっきり言うと
いいです。誰か知っている人を探します。と
有り得ないことを言い出した。
社内全員が知っているくらい知れ渡ってるから
すぐバレるだろうな。
「中村。お前の目的が分からないが
彼女が誰か分かって何かしてみろよ。
俺はすぐにでもそいつも引き連れて
この会社を辞める。
そうなったらお前ら残りの営業部のやつが
二人分の営業を必死にしないといけない。
それでもいいのか?」
ここまで言えば何もしてこないだろう。
でも、それは俺の失言によって
簡単に崩されることになる。

