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大好きだから...
第14章 新入社員からの…



『そうですか。営業部の社員なんですね。』




しまった...。
明日にはバレるな。
どうしよう。



「だったらなんだ。ちょっとでも変なことしてみろ。
あいつが黙ってても俺はお前を許すことはないから」



帰って朱里に言わなきゃな。



『怖いこと言わないでくださいよ。
そんなに好きなんですね。
でも私諦めませんから。

それから私は昨日一昨日会った人間じゃないですよ。
いつか思い出してくれることを祈ってます。』



中村は社食からいなくなった。
するとすぐさま水本が前に座った。
こいつ真後ろにしたな。


『結城くん。彼女気をつけてね。』

「だな。どこで会ったことあるか分かんね…」

『彼女見たことあるのよね。』

「めんどくせぇ。」



どこの誰か調べるか。
一応部長に聞いてみるか。


それから部署に戻り
夕方大口の営業があったから部長と出かけた。




ーーーーーー



「部長。ひとつ聞きたいことがあるんです。」

『なんだ?まさか結婚か?』

「違いますよ。それも考えるようになりそうですが
あの中村ってどこかで会ってるみたいなんです。
でも、まったく覚えがなくて…」



『常務の娘さんだ。』





......




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