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第16章 同期の安藤くん

お昼ご飯も一緒に食べられないって
言われてから私は1人で屋上ランチ。


朝コンビニで買ったサラダ、パンに
カフェオレを飲みながら
いろんなことを考えてた。


正人ってモテるのね。
小池さんも中村さんもあと秘書課の子も
正人狙ってるって聞いたことあるなー


頼りになるし守ってもらってる。
曲がったことはしないし嫌いだし
言いたいことは言うし聞いてもくれる。
壁みたいに守ってくれるしね。


でも、モヤモヤするのはきっと
女性絡みなんだよね。
小池さんの時も大変だった。
今回はひどくならなかったけど…

同棲する前のデートの時に
駅で待ち合わせしてて、少し電車が遅れた

「待っ…た…？」
ごめんね待った？と聞きたかった。
駅から出てすぐ正人を見つけたのに
その隣には女の子がいたこともあったなー


昔な事を思い出してクスクス笑ってると

『一人で寂しいのかと思えば
笑ったり不安そうな顔したり面白い。』

と言って現れたのは安藤直樹くん


「み、見てたの…？」

百面相だった。とニコッと笑って隣に座った。