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大好きだから...
第5章 小池と向き合う
金曜日の午後も外回りから帰り
事務処理をしていた。
定時になり帰るものもいれば
飲みに行くために頑張ってるやつもいる。
隣の課を見ると朱里も帰るのか
準備をしながらとなりの男と話してる。
最近よく話してるアイツ。
もしや朱里に気があるとか?
いけねぇ、何かモヤモヤする!!
早く終わらせて朱里が起きてる間に帰って
朱里とヤリたい。
1週間してないからな。
あーーーーー!!!!!
ダメだ!落ち着け俺!!
コーヒー飲もう。
スマホを持って
コーヒーを買いに行こうとした時に
朱里からのLINEが届いていた。
『今日は飲み会です!
一次会で帰ります。
正人最近遅かったから無理せずに
早めに帰れるといいね♡』
の...飲み会......
あいつらとか?
このLINE定時になる時に入ってるから
今返せば読むかもと思った。
は?誰と???って返したい。
でも、これじゃぁ束縛してるみたいだな…
情けない…
朱里が飲みに行くだけなのに
それに嫉妬するような奴に
なったとは思いもしなかった。
だから自分の嫉妬心を抑えて
『分かった。飲みすぎるなよ。
俺も今週疲れたから早めに帰る。』
送信...
そしてすぐ既読がついて
オッケーとスタンプが入ってきた。
呑気な奴だな...
いけねぇ、早くしないと帰れねぇな。
コーヒーだけ買ってデスクに戻ると
厄介な奴が近づいてきた。