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大好きだから...
第6章 ちゃんと話してくれた
「私ね、昔友達って言っていいか分からないけど
学生時代に揶揄われたの。
なんか作り物だーって…
高校の時クラスに男の子もいたから
すごく恥ずかしかった。
だからそれからおばあちゃんに相談したの。
お母さんはいいじゃないの。ってそれだけ…
でもおばあちゃんが提案してくれたの。
それからそうしてたけど
大学の時の彼にサラシ巻いてるのバレて
どんなブサイクでも巨乳だったらそそるって。
ましてや私はハーフっぽい顔立ちだから
余計にしない方がいいって
サラシをハサミで切られた時に
もう彼氏なんかいらないって思ったの。
でも、正人に出会って今こうやっていられるのは
正人のお陰だからね。
私には正人しかいないの。
だから…小池さんには行かないで…」
あーぁ。泣いちゃった…
正人にこんなこと打ち明けて
言うつもりなかったのにー…
でも、しばらくしたら部屋の電気を付けられて
何も身に着けてない身体を隅々まで見られた。
「ちょっと...何してるの?」
「朱里は綺麗だ。
作り物?ないない。
こんな綺麗な作り物見たことない。
そんなやつに嫌なことされたから
俺とこうやって居られるんだ。
俺はそいつは最低な奴だと思うけど
感謝するよ。
朱里に出会って付き合えてるからな。」
正人は笑ってくれている。