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大好きだから...
第6章 ちゃんと話してくれた
帰って正人にさっきの事を話す事にした
「ねー、正人再来週の休みなんだけど
何か予定ある?」
「いや、何もないよ。
打ちっぱなし行こうかと思ってただけ。」
「そっか…
あのね、お父さんとお兄達が帰って来るんだって。
お母さんがその時に帰って来いって。
正人も来れるなら一緒にって...」
「New Yorkだったよな?」
「うん。こっちに帰ってくるの
二人一緒とかかなり珍しいの。」
「その珍しい帰宅に俺は行っていいのかよ。」
「うん。正人と一緒に行きたいな。」
「分かった。空けとくよ。」
「ありがとう!」
嫌な顔せずに実家にも来てくれる。
同棲する時なんかわざわざスーツ着て
結婚の許しを貰うみたいに...
とりあえず今週末の合同会議を
うまく乗り越えよう。
係長としてちゃんとしなきゃ...
浮かれてたらダメだならね!
その日は二人でちょっといいお肉で
すき焼きを堪能した。
「んーーーー!美味しいッ」
「美味いな。やっぱ肉のおかげか。」
「作るのも一応頑張ってんだよ?」
「知ってるよ。感謝してるよ。
いつもありがとう。」
「いいえ。いつもお仕事お疲れ様。」
「お前も仕事してんじゃん」
私はいつか家庭に入っちゃう。
今だけだからね。
何て思ってるのは私だけか…