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大好きだから...
第8章 母の死?!
「小池さん...ちょっといいですか?」
『あっ、須藤さん。お疲れ様です。』
あら。この子ちゃんと話せるじゃん。
前は正人絡みだったから上から目線だったけど
今はちゃんと敬語で話せてる。
それから給湯室に移動した。
「結城課長から聞いたんだけど…
料理教えてってことでいいのかな?」
『え…?ホントにいいんですか?
結城課長のその場しのぎだと思ってました。』
「結城課長は言ったらちゃんと守るからね」
『ほんとですか?嬉しいです!』
「今週末は無理だから来週どう?」
『はい。ありがとうございます!』
「うちでいいよね?」
『でも、結城課長いらっしゃるんじゃ…』
「いるかもね。でもいいんじゃないかな。」
多分気にしてくれているのだろう。
「大丈夫だよ。結城課長放っておいて」
『でも...』
「来週待ってるね。和洋中どれがいい?」
『えっと...じゃぁ和で。』
「わかった。メニュー考えとくね」
『朱里さん。』
名前を呼ばれてビックリした。
『ありがとうございます。
私なんかにこうやってくれて。
結城課長も優しいから
社交辞令たと思ってました。
でも、すごく嬉しいです。』