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乙女たちの精活(セイカツ)
第14章 昔の男達〜セックスを再び
ねえ、圭先輩って、覚えてる?ロン毛をさんざん虐待したさつきといっしょにすんでるって話だよ。・・・コンドームの普及活動してるみたいよ。

圭先輩の奥さんも、浮気し放題で誰の子か分からない子を身ごもって、誰にも言い出せずに自殺しちゃった。

・・・・・・

『圭さん、来月配布するコンドーム届きました。』


「あーさつき、サンキュー。でもなあ・・・高校から苦情が来てさ、教育上渡さないでくれと。」


『言いたいこともわかるんですよね〜。』


「んー。」


『制服以外に配るしかないですかね。』


「容認的なところもあるんだけどね。草の根運動だからしかたないな。」

さつきは圭と暮らしはじめてずいぶんたつ。圭は親のあとを継ぎ幅広く仕事をしているので、収入には問題なかった。

でも、私たち、恋人同士ではないの。愛情?んー。感じられるかなあ。

圭さん、前の奥さんのことで、勃起不全になってしまったの。楽しい話もするけど、大抵自室にこもって仕事してる。近づくなって。

一度迫ったけどダメだった。そろそろいいかな〜。怖いけど迫ってみようと思ってる。


『ねえ、圭さん、圭さんのベッドの下に布団敷いて寝てもいいですか?』


「えっ、一緒に寝るわけではなく?下に布団敷いて?」


「愉快だね。自分のベッドあるだろ。」


『お願いします。怖い夢見ちゃって。』


「いいよ。仕事の邪魔しないでね。」


『はい。』(やった!前進だ)

圭さんの部屋に布団を運んだ。

今日は勝負下着!シルクのネグリジェに透け透けしたぎでーす♪この日のために買ったんだ。けなげ〜。

私も勉強しよう。今度毒劇受けるんだよね。

わたしは布団の上で勉強した。

「んん?毒劇?難関だねー。俺乙四だったら持ってるけど、すげえな。」


『ここなんだけどさあ、わかりますか?』

どれ、圭が布団の中に入ってきた。


「さっぱりだわ。クイズとか苦手だし。」

寝転びながら、お互い向き合った。圭の手がさつきのほっぺに触れた。

ビクッ!何か言うとこわれそうで、さつきは黙っていた。
さつきの手をつかんで、自分のほっぺに手を当てた。

(え、なんだろ・・・息を飲んだ。)

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