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第4章 主催者

「なっ、なんですかっ!? あなたはっ!!」



笑われたことに敏感に反応した酒田さんが、キッと若村さんを睨み付ける。



「っ…申し訳ありませんっ…ちょっと髪型が変わってらっしゃるものですから…」



クククと笑いながらそう言った若村さんを見て、酒田さんはワナワナ震えると、顔を真っ赤にしながら若村さんに迫った。



「あなただって、その顔なんですかっ!?まるで５歳児じゃないですか！」



あ……


気にしてる童顔を指摘された若村さんからは、まさに、ガーーンという音が聞こえてきそうだ。



「っ…あなただって人のこと言えないくらい童顔じゃないですか！」


「いや、あなたの方が童顔だっ！」


「いや、あなたの方がっ…！！」



うわぁあ

なにこのどうでもいい童顔対決…


てかゴメン二人とも…正直同じにしか見えないわ…。