この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第4章 主催者
◆真希◆──────…
「なんか…光瑠社長可愛がられてるのね…」
ぽつりと礼二さんの奥さんが呟いたのを聞いて、私は軽く会釈をした。
揺れる肩までの髪。
かわいらしい顔立ちなのに、何だか強そうで黒いドレスがとても似合っている。
「あなたの…お名前は…?」
優しく微笑まれてドキッとした。
何か、とても和む素敵な人だな…
「藤木真希です…」
「えっ?」
聞き返してきた彼女にもう一度名前を言う。
「ふじ き
ま き………」
「……?」
「韻(いん)だわ……」
「?いん…??」
「でも、結婚するから大丈夫ねっ」
彼女が呟いたのを聞き返すと、あ、いえなんでもないの。と顔の前で手を振った。
いんって何だったのだろうか…まぁいいや。
「私、西園寺みきです。残念ながらあの頭のおかしい生物の妻です。」
そう言いながら、みきさんは光瑠さんの手首を掴もうと必死な礼二さんを指差す。
「なんか…光瑠社長可愛がられてるのね…」
ぽつりと礼二さんの奥さんが呟いたのを聞いて、私は軽く会釈をした。
揺れる肩までの髪。
かわいらしい顔立ちなのに、何だか強そうで黒いドレスがとても似合っている。
「あなたの…お名前は…?」
優しく微笑まれてドキッとした。
何か、とても和む素敵な人だな…
「藤木真希です…」
「えっ?」
聞き返してきた彼女にもう一度名前を言う。
「ふじ き
ま き………」
「……?」
「韻(いん)だわ……」
「?いん…??」
「でも、結婚するから大丈夫ねっ」
彼女が呟いたのを聞き返すと、あ、いえなんでもないの。と顔の前で手を振った。
いんって何だったのだろうか…まぁいいや。
「私、西園寺みきです。残念ながらあの頭のおかしい生物の妻です。」
そう言いながら、みきさんは光瑠さんの手首を掴もうと必死な礼二さんを指差す。