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主従恋愛の行方
第3章 過去《先生との出会い》
まな:『こんばんは。』

反応がない。
しばらく待ってみようか。
それとももう出てしまおうか。
3分ほど待ったところでかいとさんは現れた。

かいと:『こんばんは。はじめまして。32歳、既婚のSです。よろしくお願いします。』

まな:『28歳のMです。独身です。よろしくお願いします。』

嘘をついた。本当は23歳。
大人の女を演じたかった。

かいと:『ここにはよく来るんですか?』

まな:『ときどき、時間があるときに来ます。かいとさんは?』

かいと:『僕も時間があるときに来ます。どうしてこのサイトに来たんですか?興味があるから?それとも経験したことがあるから?』

まな:『その両方です。』

かいと:『経験もして、そして興味を持ち続けてるんですね。いいお相手にめぐり合いましたか?』

まな:『それが全然。』

かいと:『どうして?その年齢でMだと言えば男性は喜んでお付き合いしてくれるでしょう?』

まな:『そうかな。なかなかいい人がいなくて。』

かいと:『どういうのがまなさんにとっていい人なの?』

本音を言おうか、適当に話を作ってしまおうか、考える。
どうせただの暇つぶし、相手にとって私はただの通りすがりの人。

まな:『ご主人さま兼彼氏がいいんです。』

かいと:『そうなんだ。今まではSとしては申し分ないけど彼氏には不向きだったり、Sではない彼氏としか付き合ってこなかったんだ。』

まな:『中途半端な人ばっかり。』

本音をぶつけた。
かいとさんはどんな反応をするだろう。
Mのくせに生意気だとか思うだろうか。

かいと:『中途半端か。まなさんはどういうことをしたいと思ってるんですか?』

これを訊かれたら答えはいつも同じ。

まな:『首輪をつけられて、縛られて、叩かれたいです。』

かいと:『僕はあからさまな道具は使いません。例えば麻縄とかね。縄じゃなくて、包帯を使って縛ります。ベルトや靴べらでからだを打ちます。』

私は瞬時に想像する。
かいとさんの言葉を私の姿に重ねて…

まな:『そういうのもいいですね。』

その後しばらく世間話をしたり、私のことを話した。
実家暮らしということや住んでいる場所、仕事のことまで、かいとさんはとても話しやすく、訊かれるがままに答えていった。
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