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第15章 いならいはし隠目 章71第


「やばい…」


「……何が…?」


「今のは勃った…」



まぁ……大分前から十分勃ってはいる…んだが、今ので追い討ちを掛けられた。



余裕なフリを少しでもしようとしていた手前、そんな自分に情けなさを感じていると、桜が手を伸ばしてそこに触れてきた。




「っ…おいっ…」


「ホントだ」



ホントだじゃねぇよ。


そんな嘘つかねぇだろ……。




「っ………」




しかも、桜がそこに刺激を与えるように撫でてきて、迂闊にもビクッと体が震えた。




「いいって言ってんだろ」




焦ってそう伝えたら、桜は再びムッとした顔して上目遣いで見つめてきた。




「……でも私ばっかりされてるの、やだ」





……やだ…って……。



こいつ……俺をどうしたいんだよ…。




困ったまま黙っていると、桜は突然そのままベッドから降りて、俺の足の間に入ってきた。





「なっ…おいっ…」



やめろ、と言い掛けて固まる。




“ダメ……?”



そんな困った表情に加えて、再び破壊力満載の上目遣い。




結局なす術がないまま、俺は観念してすでにチャックが開いているズボンを脱いだ。


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