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第19章 満不のへ人恋 章22第



「……うつぶせろ」


「う、つぶせ…?」



期待したようなその表情にSの血が騒ぐ。


もっとも、このままこいつと顔を合わせていたら、止めどなく暴走すると思ったが故の提案だが。



「さくら……」


「っ……──」



素直にうつ伏せた桜を背後から抱きしめて、耳元で囁く。


かすかに震える細い体。


左手で胸の辺りを抱え込むようにホールドすると、右手は下へと滑らせて、下着の上からそこに触れた。



「ぁっ…そこ…あっ…」


「─────…」



湿ったそこの感触に、体がさらに高まりを見せる。


そのままわざともどかしげに、優しく撫でるような刺激を与えると、桜はんっ…と声をあげて、首を回した。


涙で潤んだ瞳が俺を惑わせようしている。


意味ありげに俺の口元を見ているが、気付かないふりをした。


分かっている。強情で甘え下手のくせに、こういう時だけ惜しげもなく自分をさらけ出してくる。


しかもキス魔…。


いつもだったら、わざと欲しがるように焦らして、応えてやるけど、今日はそう簡単には桜の要望に応えてはやらないつもりだ。



「はっぁっ……足りなっ…あぁっ」



焦らされた分、焦らしてやる。



そんなつもりで撫でるような柔い刺激を続けながら、桜の背中に舌を這わせると、ビクビクと桜は体を痙攣させた。




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