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赤い花~情欲の檻~
第2章 MemoriesI
「―」
 黙り込んだ美華子に、沙織は優しい笑顔を見せた。
「あなた、ウチの息子と殆ど歳が変わらないしね。だからかな、余計なお節介しちゃった。でも、今、私が話したことをよく考えてみて。二つのものを同時に手には入られない。後悔することになる前に決断を下すべきよ」
 じゃと、沙織は到底五十が近いとは思えないきびきびとした身のこなしで、先に歩いていく。
「お疲れ様でした」
 その背に向かって声をかけてから、美華子もまた会社を出た。改めて背後を振り返ると、十五階建ての近代的なビルが偉容を誇るかのように聳え立っている。
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