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赤い花~情欲の檻~
第3章 MemoriesⅡ
 涙がひと粒、頬をころがり落ちていった。
 美華子は手のひらでいささか乱暴とも思えるほどぞんざいに涙を拭った。
 今はまだ応えは出せなかった。幾ら他人に愚かと誹られようと、祥吾を本当に自分が愛しているのかどうか、別れたいのか、そうでないのか結論は出せない。
 このまま関係を続けて遠からず棄てられることになったとしても、その瞬間まで彼の傍にいたいのか。それさえも判らないのだった。
「お待たせ」
 突如として声をかけられ、流石に祥吾もすくみ上がったようだった。
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