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甘党な愛
第10章 十

 ――それから一ヵ月が過ぎ三月。私は相変わらず、屋敷でメイドとして働いていた。働き甲斐は無くもない。書店で働いていた頃より給料も良いし、殆ど毎日つまみ食いでスイーツを食べられるし。特に不満はなかった。主人以外は……

「藤咲さん、私用を頼んで良いかな?」

「何?後嶋、私用って」

 午前十時、洗濯を干そうと洗濯物の入ったカゴを両手で持ち庭へ向かっていると、一階の廊下で後嶋から話し掛けられ立ち止まった。後嶋の手には白い封筒が握られている。それを見ながら質問すると、

「この封筒を郵便ポストに出してきて欲しいんだ」

 後嶋はそう告げ、私へ封筒を差し出した。


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