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甘党な愛
第2章 ニ
……そういえば恵は、毎晩違う女を家に連れ込むエロ男だった。もしかしてこのまま、私と最後までするつもりなのだろうか。
「……はぁ……椿ちゃん、以外と積極的だね……」
「え?何が?」
「凄いキス、激しんだもん」
唇を離した後、恵が話した言葉に聞き返すと、理解不能な答えが返ってくる。……激しい?私はただ生クリームを味わっていただけ。何か勘違いしている。
「……」
「じゃあ、ベッド行こう。ソファの方が良い?」
そのままぼーっと立ち尽くしている私の手を、当たり前のように引っ張り出す恵。
「いや、恵。私今から後嶋の部屋のベッドメイキングしないと……」
私が真顔で答えると、目の玉が飛び出るんじゃないかと思う程、顎が外れるんじゃないかと思う程、恵の上機嫌な表情は驚きの表情へと変わった。