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甘党な愛
第21章 二十一
――そう思っていたのに、何故こうなった。
「おい、椿、こっちこい」
「嫌だぁぁぁ!ママ助けてぇぇぇ!」
ホテルの浴室。そこの泡一面浮かんだ浴槽に浸かっていると、一緒に浸かっている八雲から手招きされ、私は浴槽の隅に移動して絶叫した。
「何考えてんだ!男女が!一緒に入るなんて!」
「お前……泡が頭についてんぞ。サザ◯さんみたいになってんぞ」
「来るな!寄るな!」
八雲が私の頭へ手を伸ばそうとすると、また叫ぶ。
「嫌がってるのにわざわざついてくるなんて!」
「……」
「何考えてんだ!そんなにセクシーな私の体が見たいのか!」
「……」
気恥ずかしさもあった。初めてだということもあった。八雲を変態でも見るような目で見ながら、私は自分の胸を両手で隠す。
「……一緒に入ったら、極上スイーツ奢る」
「……!」
八雲の言葉に、あっさり買収されてしまったが。
「それを先に言ってくださいよぉ~」
「……」
私はニコニコしながら八雲の方へ近づいていった。まさか……両脇に手を差し込まれて体を持ち上げられ、八雲の太腿に座らされるとは思わなかった。
「ちょ……!」
「……」
焦る私の左胸の先端をそのままペロッと舐め、くにくにと舌で転がす八雲。ヤバい!これは!
「ぁぁぁぁぁ……!待て待て!ちょっと!」
待た……理性が……無くなって。
「やめ……八雲ぉ……こらぁ……」
先端を転がされる度に、体を後ろへ仰け反らせるも。快感が止まることはない。