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蛍の想ひ人
第4章 の
「恥ずかしいから見んなよ」
そう言った俺の腕を無理やりはがして由布子さんは顔をあげた。
「うん。いい顔してる」
やっぱり赤くなったその顔で
俺をじっと見つめて、くすくす笑う由布子さんがいて
俺の腕の中で背伸びをして、由布子さんからそっとキスをしてくれた。
「――っ!」
言葉も出ないその行動に
由布子さんはギュッと俺を抱きしめる。
I'm high on life.
人生に酔ってるんだ―――
まさに人生に酔ったような感覚で
その原因の女性を俺もギュッと抱きしめた。
「好きだよ」
何も考えずに口から洩れたその言葉に
由布子さんはそっとうなづく。
大好きだよ。
大好きだよ。由布子さん。
どんな罪悪感さえも受け入れるよ。
どんな執着心も隠すことなく貴女を捕まえておきたい。
自分をどんなに嫌いになってもいい。
由布子さんさえ隣に居てくれるなら。
俺はこの酔いが醒めない事をただただ―――祈っていた。
そう言った俺の腕を無理やりはがして由布子さんは顔をあげた。
「うん。いい顔してる」
やっぱり赤くなったその顔で
俺をじっと見つめて、くすくす笑う由布子さんがいて
俺の腕の中で背伸びをして、由布子さんからそっとキスをしてくれた。
「――っ!」
言葉も出ないその行動に
由布子さんはギュッと俺を抱きしめる。
I'm high on life.
人生に酔ってるんだ―――
まさに人生に酔ったような感覚で
その原因の女性を俺もギュッと抱きしめた。
「好きだよ」
何も考えずに口から洩れたその言葉に
由布子さんはそっとうなづく。
大好きだよ。
大好きだよ。由布子さん。
どんな罪悪感さえも受け入れるよ。
どんな執着心も隠すことなく貴女を捕まえておきたい。
自分をどんなに嫌いになってもいい。
由布子さんさえ隣に居てくれるなら。
俺はこの酔いが醒めない事をただただ―――祈っていた。