この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蛍の想ひ人
第4章 の
だから―――
バレンタインが近づいて来て
2人で海に行きたいと由布子さんが言いだしたときも
さほど疑問は抱かなかった。

「この寒いのに?」

そう言った俺の声に優しく笑って

「一緒に行きたいの」

小さい声でそう言った。

俺はきっと、イヤ確実に浮かれていたんだと思う。
何年も恋い焦がれてきた女性と付き合いだして

何もかもが上手く行っているんだと思い込んでいた。

例え薄氷の上を歩いているような幸せだったとしても
それでも俺は幸せだった。

例え
それが俺の思い込みだったとしても。

酔いは醒める。
確実に。

俺はそのことに気が付きもしなかった―――


それは突然。でも確実に酔いは醒めた。
/44ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ