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第5章 愛撫①キュンな１シーン

◆車内◆

謝る為に約束をした夕食の後押し倒されキスをされながらのワンピースの裾から太ももに指を這わされ――
『大嫌い！』

高瀬が好きな菜々美が結城にキスだけで喘ぎ始めた為に彼女は混乱し理性を保とうと大嫌いだと言い、
隙間が出来たタイミングを見計らい力いっぱい結城を押して車から逃げる‥‥

逃げる菜々美を見つめる結城を書いたのは菜々美が主人公でありながら、
結城の気持ちの移り変わりを示したくて。

わざわざ車から降りて見つめるのは菜々美の事が心配だという以外に江崎菜々美という１人の女を気にかけ始めた。

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パウンドケーキ、
お菓子を食べるだけなのに何故か色っぽくなる。

食べさせ合うシーンが書きたくてそれまでの仕事描写も入れパウンドケーキに関連させました。

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傘、
菜々美の濡れた上着にブラウスを脱がせる結城。
その手つきは性急だと行為が最後までいっちゃいますが、
降った雨の路面に身体をうつ伏せ状態であるが為に透けてみえる下着‥‥‥
風邪をひかせてはならないという理由からブラウスを脱がせる手つきは性急ではなく優しさだと思われる結城にキュン‥‥‥

そういうシチュエーションだとやりたい盛りの男は無理やり犯してしまいます。
だが結城はそんな男とは違い時と場合を考えているしある意味大人です。

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車内――
結城だからこそされてみたい車内でのこんなこと。

たかが車内、されど車内。
暗い車内から抑え気味の喘ぎ声なんかが聞こえたら相手の男性はどんな魅力的な人か覗いてみたくなりますよね？

菜々美が羨ましい‥‥‥