この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
…愛撫からリベンジ・ドエスまで作品の独り言…
第5章 愛撫①キュンな1シーン
◆体温◆

買い物後駅ビル外の隅に立てかけておいた傘がなくなっていたらどうしますか?
リアですから数時間は腹をたてていました。

たかがビニール傘されどビニール傘、
安い高いは関係なく持ち去るのはいけない。
この腹立たしさを切り替えられないか?

傘‥‥‥

持ち去り被害にあうのではなく落としてしまったら?
何処に?いつ?誰が?

菜々美自身の?
公園?会社敷地内?スーパー?
それでは全然おもしろくな〜い!

結城の?
借りる接点エピソードがない!

中谷の?
仕事で会社を訪問しているので中谷から傘を借りるのはどうだ?

気がかりだった公園の事は1対1でしか聞けない、
車内からとはいえ中谷が知っている事実だから菜々美を呼び出した。

別れ際の小雨で中谷が車内から蒼い傘を差し出し、
菜々美は中谷から傘を借りる事になり。

傘に中谷将希という刺繍入りに気がついた菜々美は、この傘が中谷専務の特別な物だと認識する。

雨が止んだ事で傘をたたみ大事そうに握って歩いていたが交差点の横断歩道を渡りきった直後傘がない!

菜々美のなら諦める。
中谷専務の傘でしかも特別な傘なら?

傘は人々が渡りきった横断歩道に落ちている!
このままでは傘が!

菜々美は後先考えずに歩道へと走り出すと同時に車も走り出した為彼女は、
車にひかれ病院へ行く事になるんだと目をつぶった菜々美である。

だが車の接触事故ではなく触れたのは彼女自身を覆う体温の温かさだった。

あたし死んでない?

『君はなんて無茶苦茶な事を…』

頭上で知った人の声がして菜々美はそれが結城だとすぐに認識する。

菜々美を潰さないよう両肘両膝を使い体全体で庇う結城、
走り出した車からの衝撃も結城が受け止めたからこそ彼女は膝を擦りむいた程度で済んだわけだ。

路面にうつ伏せの体は冷たいが覆い庇う上からの体温は温かい。

菜々美はこれで結城を好きだと気づきはじめ、
結城もまた菜々美を好きだと認識する。

相沢の挑発行為や会社内で結城予言の満足度を聞く度に菜々美が逃げるように避けていたイライラは結城を好きだと―――…!

傘シチュエーションは庇う結城が書きたくて!
/73ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ