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普通ってどんなの?
第3章 異文化交流

私は片手を伸ばして先輩の肩を後ろに押す。

「せんっ…ぱっ!はぁ~んっ──ぃゃ…はぁっ!っう…いゃぁ…」

「ぃやっ?…今更!?」

先輩がそう言うと、圧迫していた痛みが少し楽になった。

股の痛みが少し和らいだ解放感から、私が「はぁ~」っと息を抜くと…ググッ!!っと貫く痛みと同時に「あぁっ!」っと2人の声がハモって完全に繋がった。



それからは…どれだけ先輩を呼んでも…どれたけ大きな声を出しても、もぅ先輩は止まってくれない。



さっきまでとは違う…まるで奥の方で瘡蓋に触るような痛みと、病み付きになる衝動にのまれていく───…過呼吸にでもなったみたいに意識が朦朧として……その波に身を委ね…とうとう私は意識を投げ出した─────。



後日先輩が謝りに来てくれた。

謝られても何も変わらないという意味で「わかりました」と言ったら。先輩は、どう受け取ったのか…先輩が卒業して連絡が途絶えるまで、私は何度も先輩と体を重ねる事となった。


 
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