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普通ってどんなの?
第4章 器用貧乏

「センパィ…ハァ……そこぉ…」
そんなところを舐めるの汚いから止めてくださいと言いかけて言い終わる前に、それは舌から指に変わった。
先輩の指が鳴らす色んな音が響いて聞こえる。
「はぁん…くるぅ…」
私のお腹と真ん中に何かが集まって押し迫ってくる感覚の後は、キューっとなって…いつもビクビクと痙攣して落ちてしまう。でも今日は…おしっこを漏らした感覚は無かったけど、私の足を何かが伝って流れていく。
やっぱり今日は何かが違う…。
先輩は、ちょっとだけって言ったのに…。湿った私の手の跡がいくつも黒板に残っていた。
先輩はカッコいいしシンナーに手を出さないし、実は優良物件なのかも知れない。
でも先輩はいつまでたっても無口で、何を考えているのか分からない。私が興味を持って聞いてみたら良いのかな?
でも…。どうしても知りたい!と思わないって事は…どこまでいっても私が上矢先輩に本気になれてない証拠だと思う。
私が高校生になる頃には、先輩からの連絡は途絶えていた。
別に未練は無かった。

