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普通ってどんなの?
第4章 器用貧乏

徐に先輩の左手が伸びてきて、私の後頭部に届く。上矢先輩の顔が近付いてくる。私は目を閉じてそれを受け入れた。キス。スポーツドリンクを飲んだのか甘酸っぱい味が先輩の舌から私に混ざってくる。

上矢先輩の右手が私の膝の上から滑り、脛を掠めて太ももの裏を通過する。適当に滑り込んできただけなのに、ブルマの割れ目に指先が納まり私はピクッっと体を震わせた。

ブルマ越しに擦られる滑らかな動きは、刺激が強すぎず爪が気になる事も無く気持ちがよかった。

私が漏らす吐息混じりの声に先輩が反応しているのが伝わってくる。上矢先輩が興奮する様子が嬉しい。今日の私はどうしてしまったんだろう…?上矢先輩の事を本当に好きになってしまったんだろうか?

次の瞬間、勘違いだったと思い知った。教壇の上に四つん這いになるように引き倒されお尻が丸見えになるように下着を膝まで下ろされた。恥ずかしい…。

明るい部屋で、この何もしてこない間が耐えられない…。

「先輩……恥ずかしい…です」

「はっ」
そう言った先輩の息が、私の濡れている所にかかりゾクッと身震いした。そんなに近くに居たの…?

その疑問が、確信に変わる。

さっきより息がかかりながら、暖かい舌が私の真ん中に触れたのだ。


 
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