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天国から愛をこめて
第1章 天国から愛をこめて
夜の十二時を回った。
新しい一年の始まりだ。
沙羅はツイッターの画面に流れる友人たちからの新年の挨拶ツイートを、ただぼんやりと眺めていた。今年は自分から新年ツイートを送る気分にはなれなかった。
だがそんな新年の挨拶の中にありえない人物からのツイートが沙羅宛てに届き、沙羅は目を見開いた。
『新年あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました』
一見、ありきたりの新年の挨拶。けれど送ってきたのは昨年病気で亡くなった夫、龍一のアカウントだった。
なぜ、亡くなった龍一からのツイートが届くのだろう。
画面の新着ツイートの数字がゆっくりと増える。龍一からのツイートはさらに続いていた。
新しい一年の始まりだ。
沙羅はツイッターの画面に流れる友人たちからの新年の挨拶ツイートを、ただぼんやりと眺めていた。今年は自分から新年ツイートを送る気分にはなれなかった。
だがそんな新年の挨拶の中にありえない人物からのツイートが沙羅宛てに届き、沙羅は目を見開いた。
『新年あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました』
一見、ありきたりの新年の挨拶。けれど送ってきたのは昨年病気で亡くなった夫、龍一のアカウントだった。
なぜ、亡くなった龍一からのツイートが届くのだろう。
画面の新着ツイートの数字がゆっくりと増える。龍一からのツイートはさらに続いていた。