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キミを愛シテ溺れてる
第9章 甘いひととき


「今日は私がプレゼントしたネクタイをつけて仕事に行ってたんですね」

「うん。気に入ってるんだ」

「何度見てもすっごく似合ってます。素敵です」


私の彼氏はとてもカッコイイ。
しかもスーツを着ると倍にカッコよくなる。

身長もそこそこ高くて、スタイルと姿勢も良いから爽やかさが増して見える。


「乙羽さんのセンスがいいんだよ」

褒められて上機嫌になった私はソラ先輩の腕にぎゅっとしがみつくと温かい眼差しで受け止めてくれた。

会社帰りのソラ先輩の隣を並んで歩く私は私服。


社会人と女子大学生カップルになってから大分月日が経ち、年を越して二月になっていた。

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