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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
彼女と再び関われる機会がやってきたのは、大学二年の夏だった。
高校の時の部活の顧問でもあり、世話になった先生が結婚式を挙げることになった。
披露宴に出席するだけではなく、部活のメンバーで余興をしてもらいたいらしい。
その話をするために俺たちはファミレスに集まることにした。
部活のメンバーは俺を入れて四人。
「久しぶりだなー。この面子が揃うのは懐かしいわ」
気さくな同級生の海田。
「うん。四人で集まるのは高校を卒業してからずっとなかったから僕は楽しみにしてたんだー」
童顔でやんちゃな後輩の大地。
男三人でファミレスに入ると、もう一人のメンバーである女の子が手招きする。
彼女のところへ近付いて行き、目が合うと笑顔を向けてくれた。
「ソラ先輩。お久しぶりです」