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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
次の日。授業が休講になって暇ができたから大地に教えられた時間に駅前に行ってみた。
すると、風子がいてガラの悪そうな男二人と歩いていた。
パンツが見えそうなくらい丈が短いスカートに、肩が出ている上着。
しかも谷間まで見えている。
ふんわりしていた面影がなくてガッカリしてしまう。
「乙羽さん」
男達と楽しそうに歩いているところを割って話し掛ける。
「ソラ先輩……。……何か用ですか?」
「なんだてめぇ?」
「この子はオレらの玩具なんだから手を出すなよ」
玩具……?
風子の肩や尻に触れる汚らわしい手。
ああ、そうか……
この男たちともそういう関係があったのか。
気まずそうに視線を落とす風子に苛立ってきながらも冷静を保つ。