この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
「私、本当はもう傷つきたくありません……」
「そうだよね。乙羽さんはいっぱい頑張ったから」
「なんでいつも私を擁護してくれるんですか。……こんな私を許しちゃうなんていい人にもほどがあります」
「乙羽さんのことが好きだから」
「え………」
「寂しさも埋める努力もするし、俺と付き合って」
「…………分かりました。彼女になるのは、三ヵ月だけですよ。さぞかし痛い思い出になるのを覚悟して下さいね」
「ありがとう。三ヵ月で惚れさせて見せるからよろしくね、乙羽さん」
もちろん三ヶ月で終わらせるつもりはない。
やっと繋ぐことができたこの鎖を絶対に離さないから――――
【*キミを愛シテ溺れてる 2】へ続く―――→